Musubuでアプローチ管理を行う場合、アプローチや商談に関する情報は「案件」の中に蓄積されていきます。この「案件」内では、個別のアプローチ案件がどのような状況にあるかを把握するための「フェーズ」を設定することが可能です。
営業活動の進行とともにフェーズを変更していくことで、営業リストの中で個々の案件がどこまで成約に近づいているか、または次に何をすべきかを把握しやすくなりますので、ぜひご活用くださいませ。
■フェーズ区分の定義
初期設定で用意されているフェーズ区分については、以下のような定義を行っています。
(以下の表の固定欄に「*」があるフェーズ区分は、営業リスト一覧で表示されるアポ獲得率や成約率を計算するために必要なフェーズ区分です。そのため、編集・削除ができない設定になっています。)
フェーズ区分 | 固定 | 定義 |
---|---|---|
アプローチ中 | 何らかのチャネルを利用して、これまでに少なくとも1回以上アプローチを試したことがある状態。 | |
アポ日程調整中 | リーチに成功してアポ承諾もされたが、詳細の日程が決まっていない状態。 | |
アポ獲得完了 | * | アポの日程が確定できている状態。 |
保留 | * | 何らかの理由で一時的にアプローチを止めているが、将来的にアプローチを再開する可能性がある状態。 |
アプローチ停止 | * | メールアドレスが不正、アプローチしてお断りされた等、何らかの理由で今後アプローチをしないことになっている状態 |
案件準備 | アポを経て商談が開始し、具体的な提案を準備している状態。 | |
提案 | 提案が行われた上で、成約に向けて訪問や電話などで打ち合わせをしている状態。 | |
交渉 | 成約するために提案内容の見積もりなどの条件を交渉している状態。 | |
成約 | * | 案件が成約してクローズに至った状態 |
失注 | * | 成約以前に商談が中断され不成立になった状態 |
Musubuでは、お客様それぞれの社内プロセスに合わせて、このフェーズ区分をカスタマイズ設定していただくことができるようになっています(企業アカウントの管理者権限が必要です)が、すぐにアプローチ管理機能をご利用いただけるよう、予め設定されているフェーズ区分があります。
(参考)フェーズの編集/追加/削除方法に関するマニュアルはこちらです。
■フェーズ指標の定義
各営業リストを使用したアプローチの進捗状況や効果を測定するために、営業リスト一覧画面においてアプローチ管理指標のデータをご提供しております。
項目 | 目的 |
成約数/率 | 個々の営業リストに登録された営業先がどれだけ成約に至ったかを確認することで、アプローチ戦略やターゲット設定の有効性を評価するための指標です。 |
アポ獲得数/率 | 個々の営業リストに登録された営業先がどれだけアポ獲得に繋がったかを確認することで、アプローチ戦略やターゲット設定の有効性を評価するための指標です |
各指標の計算方法
これらの指標は、以下のような方法で計算されています。
<成約数/率>
案件のフェーズ区分が、「成約」になっている案件が「成約数/率」のカウント対象になります。
その後の営業活動の結果「成約」以外のフェーズに変更された場合、カウント対象からは外れます。
項目 | 計算方法 |
成約数 | フェーズが「成約」に設定されている案件の数 |
成約率 (%) | 成約数 ÷ リスト登録件数 x 100 |
<アポ獲得数/率>
成約数のカウント方法と異なります。
案件のフェーズ区分が一度でも「アポ獲得完了」に変更されると、その案件は「アポ獲得数/率」のカウント対象になります。
その後の営業活動の結果「アポ獲得完了」以外のフェーズに変更された後も、カウント対象として残ります。
項目 | 計算方法 |
アポ獲得数 | フェーズが一度でも「アポ獲得完了」に設定された案件の数 |
アポ獲得率 (%) | アポ獲得数 ÷ リスト登録件数 x 100 |
■よくある質問
Q.アポ獲得数/率、成約数/率が表示されない場合は?
A.上記指標が計算され、営業リスト一覧画面で表示されるためには、Musubuにあらかじめ設定されているフェーズ区分(「アポ獲得完了」「成約」)をご利用いただく必要があります。
Q.フェーズ区分が設定されている案件を、全て一括して変更したい場合は?
A.会社アカウントの管理者権限を持ったユーザーアカウントにより、こちらのマニュアルにそってご対応いただければ、一括削除や更新が可能でございます。
Q.1つ以上の案件を選択した上でフェーズ変更したい場合
A.こちらのマニュアルに沿ってご対応いただければ、個別に選択した1つ以上の案件のフェーズを変更することが可能です。管理者権限のないユーザーアカウントでもご使用いただけます。